ページ

2014年1月25日土曜日

会社を辞め、私がスリランカに行く理由。その壱


前回 Soup Stock Tokyo 遠山社長の「ストーリーのあるビジネスモデル」をご紹介しました。
今回は、私のストーリー。

3年間働いた会社を12月に辞め、2月からスリランカに飛びます。
そこで、スリランカにあるアーユルヴェーダ専門リゾートホテルの
日本人向け広報・PR担当として「美容・健康に効く女子旅」を発信します。
滞在客は欧米人がほとんどなので、日本人のお客様を増やす、というミッションがあります。
シッダレパ・アユルヴェーダヘルスリゾート



なぜスリランカ?

この質問は、私がスリランカに行くと言ってからほぼ100%きかれた質問です。
留学やワーホリと言えば欧米のイメージが強いと思いますが、なぜスリランカか。
もちろんアーユルヴェーダを学びたい、という理由は1つありますが、もっと根底の部分は、
大学4年生の時から関わっている e-Education の影響がとても大きいです。

e-Educationは、若者の力で途上国の教育問題を解決することをミッションとしているNGOです。
バングラデシュなどの途上国でDVDによる映像授業を行っていますが、初めは何でもなかった大学生が、
自分の国で自分だけのストーリーをつくりあげる姿を目の当たりにし、
「私も自分の思い入れのある国で、自分だけのストーリーをつくりたい!」と強く感じました。





いい感じにマイナーな国、スリランカ。
だからこそ私でも第一人者になれる国、スリランカ。

だからこそ、NYでもパリでもなく、スリランカにびびっときました。




2014年1月22日水曜日

「ビジネスモデルにストーリを。」SoupStockTokyo 遠山社長の、世界観をつくる3つのポイント


一目惚れで購入した、黒のドットスカート。
留学前でお金を貯めていた私は、この冬ほとんど服を買っていませんでした。
にも関わらず、つい、手が出てしまいました。

この「つい、」にこそ、SoupStockTokyoやPASS THE BATONを手がけるスマイルズ遠山社長の『ビジネルモデルにストーリを』生み出す鍵が隠されていました。




現代版リサイクルショップPASS THE BATONは、タグに出品者の顔写真とメッセージが書かれています。文章で書くと単純な仕掛けに聞こえますが、実際に店舗で一つ一つのタグを見て、モノに込められた想いや出品者の人となりをイメージする一連の流れは、通常のアパレルショップ、リサイクルショップとは一線を画す、なんともほっこりする不思議な感覚でした。

黒いドットスカートは、VERYなど女性誌で大人気のスタイリスト辻直子さんが出品したもの。ちょうど黒いスカートが欲しかったこと、そして辻さんがセレクトしたモノであるという事実が、スカートを履いた時の自分のわくわくしたイメージを連想させました。
 


スマイルズ3つの事業の「ストーリー」

スマイルズの3つの事業を例にしてみましょう。



現代版リサイクルショップ PASS THE BATON
「個人の想いが宿ったモノを、次世代にバトンタッチしていく」

既存リサイクルショップはごみとして捨てるようなものばかり集まり、ユーザは出来るだけ高く買ってほしいが、ショップは出来るだけ安く買いたいという矛盾。逆に、古美術のオークションは絵が1枚3億で売れることも。そのどちらでもない中間、それを作りたい。















無添加スープ Soup Stock Tokyo
「働く都会女性のための温かいインフラをつくりたい」

マクドナルドを代表とする欧米型のファーストフードは体に悪いと見なされるものばかり。フード業界はどうしてこうなっちゃったの?という疑問から、「女性がひとり、お店の一角で、温かいスープをすすっているシーン」が浮かんだ。













ネクタイブランド giraffe 
「サラリーマン一揆。日本のサラリーマンをかっこよく」

現在の日本があるのは頑張って働いた日本のサラリーマンの存在のおかげなのに、サラリーマンがとにかく格好良くない。giraffe=キリンのように首を長くシャキッとして、高い視点で日々生きてほしい。日本のサラリーマンをかっこよく。



世界観をつくりこむための3つのポイント

昨日参加した遠山社長の講演会の内容をもとに、私が感じたポイントをまとめました。

・世の中の「なんでこうなっちゃったの?」をヒントに、あるようでなかったサービスを
・架空の「○○さん」という人物像を作りあげる
「○○さん」っぽいかですべてを判断


1. 世の中の「なんでこうなっちゃったの?」をヒントに、あるようでなかったサービスを

3事業すべてにおいて、遠山社長の「なんで世の中こうなっちゃったの?」という疑問をもとに生まれています。特に、いき過ぎた資本主義、欧米主義に対して、もっと温かみのあるものや、本来はどうだったんだっけ?という切り口で事業化しているように感じました。


2. 架空の「○○さん」という人物像を作りあげる

例えば Soup Stock Tokyoの場合は、「秋野つゆ」という架空人物を生み出し、まるで小説のように人物設定をしていました。

" おっとりしているがシッカリ者で、自立している。人の事はあまり気にせず、個性的。
  あまり、細かい事は気にしない、大雑把。しかしこだわりは強い。
  化粧気はないのに、きれい。オシャレに無頓着なのに、センスがよい。
  装飾的なものは苦手で、シンプルを好む…  "

3. 「○○さん」っぽいかですべてを判断

同じようにgiraffeの場合は「giraffeさん」という人物像を設定し、このgiraffeさんが満足するようなネクタイの柄、お店の雰囲気、接客方法を考えたそうです。giraffeさんの場合は、前向きな思考をもっているので、暗くなるような雰囲気の迷彩柄、ドクロ柄は絶対に採用しない、などその人っぽいか、その人っぽくないかですべてを決めていきます。


ストーリーのあるビジネスモデルを生み出すことに長けている遠山社長、
スープストックのいちファンとして、これからも注目です。
やりたいことをやるというビジネスモデル








2014年1月14日火曜日

テレ東「未来世紀ジパング」急成長スリランカの魅力とは!?

テレビ東京「未来世紀ジパング」でスリランカ特集をやっていました。番組内で紹介されていた、日本企業から見たスリランカのビジネス上の魅力やメリットをまとめてみました。


巨大市場インドを攻めるための要所

インド洋の国々を中心とした経済圏をSAARC(南アジア地域協力連合)と呼び、8カ国が加盟しています。その人口なんと17億人!!
ASEANすべて足しても6億人なので、その人口の多さが分かるでしょう。

地理的に、SAARCとASEANの中間地点にスリランカはあります。また、古くからインドと深い関係があるため、インド洋経済圏の中継地点としての役割を期待されています。その昔、日本と中国が貿易して頃沖縄が貿易の中継地点としての役割をしていたのに似ていますね。





勤勉・器用な日本人と似た国民性 = 人材教育のしやすさ

日本人と最も国民性が似ている国はどこでしょうか?
私はそのうちの一つがスリランカだと感じます。

例えば中国人。自己主張をこれでもか!というほどしたり、話声がとにかく大きかったりと、日本と距離は近いはずなのに、性格などはまったく違いますよね。

スリランカは仏教国。私自身もスリランカを旅し、日本人とベースの考え方や、温かみのある接し方が非常に似ていることを感じました。世界的に有名な日本の食器メーカー「ノリタケ」は、生産拠点をスリランカに移しました。その理由がスリランカ人職人の手先の器用さ。細かい模様の入った美しいコーヒーカップが世界中に出荷されています。


( photo : THE港町スタイル


最後に、びっくりしたのが今回のゲスト。
なんと一橋大学イノベーション研究センターの米倉先生。
















米倉先生にはe-Educationでお世話になっています。

また、e-Educationが運営するWEBメディア「トジョウエンジン」にて
スリランカの記事をアップしましたので是非ご覧ください。
意外と知らないスリランカの深イイ話?敗戦時の日本を救ったスリランカ大統領の名演説